私たちへの更なる関心をいただけましたことに感謝を申し上げます

こちらのページでは私たちの原点や今後の展望についてお伝えできればと考えております

案長大なものとなりましたので前後編に分かれており、こちらは後半となります

よろしければ前半部もご覧ください

私たちのこれからについて

ホームページの刷新を契機に私たちの原点を再確認できたことは思わぬ収穫でしたが、

未だ新型コロナウイルス終息の糸口すら見えない今にあっては過去を振り返るばかりではなく

私たちの“これから”についても真剣に考えていかねばなりません

…結論より申せば、私たちは法人化および“しょうたろう”の後任となるスタッフの採用・育成に向けて準備中です

その目的の一つとして、私たちにとって最大のリスク要因となっているワンマン体制の解消がありますが、大切なのは​“存続して何をするのか”の部分になるかと思います

こちらではそのことについて述べていきたい考えです

2022年現在において、ここ日本では感染症そのものよりはむしろ間接的な被害の方が甚大であるとされています

例えばそれは過剰な感染対策による教育や雇用機会の損失による経済格差の拡大であったり、

あるいは世代間で感染拡大防止に向けた行動変容の是非やワクチン接種の意欲など差が大きなことによる世代間の分断、といった二次的・三次的な問題を指しています
(もっと分かりやすい例として、マスクの未装着者やワクチンの未接種者に対しての過剰な排除行動などがあるでしょう)​

 

そんな疑心暗鬼に包まれた時代において、私たちにできる事は何か?

その答えを探す中でふと、とある詩が浮かんできました

雨にも負けず 風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだを持ち

欲は無く 決して瞋からず 何時も静かに笑っている

一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ

あらゆる事を自分を勘定に入れずに 良く見聞きし判り そして忘れず

野原の松の林の影の 小さな萱葺きの小屋に居て

東に病気の子供あれば 行って看病してやり

西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を背負い

南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくても良いと言い

北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろと言い

日照りのときは涙を流し 寒さの夏はオロオロ歩き

皆にデクノボーと呼ばれ 誉められもせず苦にもされず

そういう者に 私はなりたい

…もはや説明不要とも言える“雨ニモ負ケズ”からの引用です

作者である宮沢賢治先生は農業の向上に腐心した方でもありましたので、この後半のハイライトしている一節には

心を込めて作った作物が夏に酷暑や冷害などに見舞われて全く育たなくなってしまうこと、

そしてそんな災害の最中に何もできず、ただオロオロするしかない無力な自身をでくのぼーと自虐的に表現されています

この“でくのぼー”の姿に、思わず自分たちが重なりました

武漢ウイルスの漏出が発覚した当初、我先にと買占めが起こってマスクや消毒液が市場から消えたこと、

またロックダウンが噂されれば今度は食料品が無くなったことなどは記憶に新しいところではないかと思いますが

当時の私たちがどうしていたかと言えば…どうしようもなく、ただただオロオロするばかりでした

それまでいっぱしの医療機関気どりの私たちもまた、いざとなればただのでくのぼー”にすぎないと痛感しました

しかしその一方で、そんな私たちの元に様々な問い合わせが多数寄せられることとなります

「コロナの予防に〇〇を飲んでおいた方が良いのか!?」

「もし感染してしまったと感じたときはどうしたらいいの?」

「ワクチンは受けた方がいいのでしょうかねぇ、、」

「いつも自分が使っているクスリは大丈夫なの?」

etc...

こうなればもう、私たちはデクノボーだの薬置き場だのと腐っているヒマはありません

『〇〇については概ね事実と考えていいでしょう』

『△△については、、これこれといった根拠から私個人は否定的に考えています』

『□□については、、、』

と、寄せられる問い合わせの一つ一つに丁寧に答えていくうちにふと気づきます

(デクノボーでも良かったんだ)

今日も今日とて、私たちの薬局に患者さんからの問い合わせの電話が来ない日はほぼありません

今はそれだけで十分すぎるくらいだと思います

実を言えば、既に新型コロナ発生以前から私たちのアイデンティティは揺らぎつつありました

これは大手チェーン群も昨今では地域との関わりを重要視し始めたため、その点においての差別化も難しくなったことや

人員教育やインフラ環境といった規模の差によってむしろこちらが大きく引き離される番という自覚もあったためです

しかしそんな私たちであっても必要とされていると気づかせてくれたのが、ほかならぬ新型コロナでもありました

東西南北すべての不安の人に“怖がらなくていい”と言ってあげられるために、雨の日も風の日も学び続けること

普段は薬置き場だの袋詰め師だのと揶揄されようとも気にもとめないこと(笑)

万が一のどうしようもない時にはいっそ諦めて、ただその苦難を一緒に受け止めること、、

それらのことができるのであれば私たちが存続し、あわよくば発展していく価値があるのかもしれないと考えています

​そんなでくのぼーではありますが、これからもよろしくお願いします